sa01
70センチの紅シャケ

やっとシャケ漁を終えました。

7月20日:

最初は前から続いてた頭痛と戦いながらで夕方からはじめ、仕掛けだけ紅シャケ用、投げ方は他の魚と同じ
手法で挑みましたが全然釣れなくて夜23時で一旦止め
休むことにしました。





7月21日:

朝5時に起き、昨日とは別の場所で朝6時前から開始。
ここは周りの人のレベルが高く、ほとんどの人が釣利上げてました。昼2時過ぎまで8時間サオを投げ続け結局釣れず、一旦仮眠することに。この場所は周りの人の投げ方が違ってました。

夕方、初日の場所で開始し薬が切れてくたためまた頭痛と戦いながらサオを従来の基本的な投げ方で
17時~22時まで5時間投げ続けるがまた釣れず。
周りの人も一匹も釣れず。





7月22日:
アラスカではフィッシングライセンスというのがあって
今回は開始から72時間分を
購入してたので残り時間あと半分。

この日は前日0時前に寝て朝3時半まで仮眠をして
3時半の目覚ましで人間が一番完全睡眠してるこんな時間に起きるのは

「実家のトナリに住んでる魚市場で働いてるおっちゃん」か、

「オーロラツアーに来た早朝の飛行機で日本へ帰る人たちを空港へ送って行く現地の運転手くらいやな」と暗いところに慣れ、一気に明かりをつけたら目がまぶしくて開けられないようないがんだ顔をしながら体にムチを打ってふとんから出てコーヒーだけ飲み
4時の日の出前から釣りを開始。

場所は前日の朝釣り上げてる人が多かった地点
するともうすでに仙人のような
アメリカンのおじさんが釣りをしていてすでに数匹釣り上げていた。

投げ方が自分と違い、仙人がしてるような投げ方をしようにもうまく投げれず、
それを見かねた仙人が

「昨日はあれから釣れたか?」

と聞かれ、

「いえ、ボウズです!」

と答えると

「投げ方を教えてやるからこっちへ来い」と言われ、
投げ方を教わりました。

慣れない投げ方で練習が必要でみんな一日の
制限数の3匹釣り上げ帰って行く中、投げ続けてると

そこにのこのこと色の浅黒い夫婦がやってきていかにも釣りができなさそうな
また初めて見るような投げ方の人がやってきて釣り始めることに。するとその浅黒い夫婦はフィリピン人ということが判明。

その東南アジアバナナ王国の夫婦は5回投げると
すぐ釣れるという異常事態になりバナナ王国の人たちに
こうやって投げたらいいよと言われ

「仙人投げ」と「バナナ投げ」を

融合することにして投げていると
その王国の夫婦は二人で制限数の6匹を2時間で終え帰っていきました。

こちらはというと開始から6時間後やっと一匹目がかかり
引き上げようとするとシャケに糸が切られて逃げられました。
でもその後合計4回シャケがかかりましたが
糸切れとエサが外れるの繰り返しで結局朝4時から
14時まで10時間投げ続けて引き上げたのはゼロ。

一旦休み、仮眠して糸を強度の高いものに全て入れ替えし気分を一新して夕方18時からまたこの場所で開始。

すると周りの人は早朝と全く様子が変り、レジャー的な人ばかり日本で仕事帰りに「飲みに行きます?」的な感覚で、仕事帰りに「シャケ釣りに行く?」的なカップル、夫婦、男同士、親子、なぜかメキシカン、高校生、などそんな中、午前の部で5回の当たりの感覚を掴んでるので「融合投げ」で投げ始めて2時間くらいで掛かりました。今度は糸も強度を増してるし何があっても逃がしてはいかんという思いを込め、約3分のシャケとの格闘ののち、引き上げの成功。それが上の写真で体調70センチ強、自分の胸からヒザまでくらいの長さで
重さ約9KGのシャケが釣れました。

さばくとさすが紅シャケで身は真赤。
イクラも入っていたので早速イクラもスジを取り除いて
ダシ適当、日本酒適当、みりん適当、塩適当、しょうゆ適当で漬けあとは数時間待つのみでいくらはOK。

この日は結局22時で合計14時間サオを投げ終え、シャケをさばき23時に休むことに。





7月23日ライセンス最終日:

また朝3時半のとんでもない時間に全身筋肉痛ですが無理矢理起き、釣り場へ行くとまた仙人がいました。

この日は仙人も全く釣れておらず、朝仙人の後ろで舎弟のように「仙人投げ」で始め、朝6時になり日も上がってきたところで周りの人皆「仙人投げ」をしてる中、
自分だけ「融合投げ」に変え応戦しました。

すると朝7時頃一匹掛かり、糸の強度もばっちりなので引き上げ簡単に成功。
でもこの日仙人はまだ釣れておらず金星を取った気分で
合計当初の目的通りの2匹を釣り上げたので今回のシャケ漁は終了しました。

というのも夏は家がないのでキャンピングカーの冷凍庫ではもう保存できなくて冷凍庫はもうさばき終わったシャケの身で全て埋まってる状態です。


sa02
内臓を取り出しさばいたあとの紅シャケの身





sa03
親子丼と味噌汁

シャケ漁を終えた日の晩御飯は漬け終わったイクラと
グリルで塩焼きにしたシャケとネギで親子丼と味噌汁。

これを食べた時、バナナのおいしい国よりシャケと味噌汁がおいしいと思える国に生まれてよかったなーと思った瞬間でした。