今日の更新は特殊です。
長い文章で絶景な話しではないので風景またはオーロラ写真以外興味ない方は今日はスキップしてください。

日本の方にはあまり知らせる気はなかったのですが
フェイスブックつながりで英語を解読、通訳された方はもう知ってる方がいると思います。また、そこからかどこからなのか、
若い方から年配の方まで今日はオーロラカレンダー2014の発売日か!と思わせるほどメールがたくさん届いてますので日本語で報告します。

おとつい、カナダ東部旅より拠点のホワイトホースへ戻りました。

$写真家 谷角 靖オフィシャルブログ「オーロラの降る街 -谷角劇場-」Powered by Ameba オーロラの写真など -t

夏は写真の車ごと移動できるキャンパーを積んで
キャンピングカーのような家に住んでますので、この家に
家財道具はもちろん、旅で不要なものは置いていきなさいと自分がいつも生徒さんに言うように自分もたくさんの使わないだろうモノを置いていきました。

カメラ、レンズ、重い方のパソコン(新マック)、旅では使わないデータと思い出がたくさん詰まったバックアップ用の大きなハードディスク、重い三脚数本、漁港では「ハイキングしないのでハイキングシューズ、同じく、テント、寝袋などキャンプ道具、釣りもしないのでつりざおと長くつのセット、
夏なので極寒用防寒具など上げるとキリがないほど

ホワイトホース到着して空港から車と家ごと預かってもらってる場所へ行くと
この車と家ごと全部ごっそり盗まれてなくなっいてるではないですか。
被害総額900万-1000万円ほど

何何?と疑った方のために
簡潔に書くと、カナダ東部の旅へ持って行っていたもの:

靴下3足、パンツ3枚、Tシャツ3枚
注意:毎日が洗濯となり毎日が日曜日の方がうらやましいです
、ズボン2本、カッパ上下
長袖シャツ1枚、半そでシャツ1枚、ハブラシ、小さな化粧ポーチ
(化粧しませんが)、シャモジ、ハシ、プラのスプーン、コーヒー用三角、魔法瓶、カナダでの契約のアイフォン、(ドコモ携帯は犯人様と一緒に過ごしてます)。
シングルバーナー、キャンプナベ、あとミニパソコンにミニ三脚、ニコンデジタルボディとレンズ3本のみ

谷角靖家には
以上の荷物しか残っていないということです。

自分の家財道具が書き出せるってすごく何もないってことで
これだけしか荷物を持っていない39歳の日本人は世の中に数えるほどもいないと思います。

おかげで足軽よりさらに身軽になりました。

どこへ行くのも「えーーとあれを持っていこうかな、とか
いやこっちを持っていくか」など迷うことなく
忘れ物もなく、(荷物がこれだけだと忘れようがありません)
今書きだしたものが全てですからいつもバッグに入れておけばいつでもどこへでも出動でき便利になりました。


大変心配をいただいてるようですが、全く落ち込んでません。
もう振り返ってもしょうがないのでこれからどうするかしか考えてません。
自分の荷物を見てはあまりにも少なすぎて笑うほどです。

津波で流されたと思うか
自分より貧しい人で職につけないから盗んで行った人に寄付したと思うか。

大病にかかったわけでもないから、働こうと思って職さえ選ばなければ何でもできるだろうし、2000年からカナダユーコンにきて貧乏から始まりいろいろ積み重ねて行って、経験を上書きするうちに初心を忘れつつあったかもしれないので、また1からいろいろ考えるから人生楽しいのかもしれません。

まずは何から揃えようか悩むところです。
もうこれだけモノがなくなれば使わないものは持ちたくないので衝動買いなど絶対になくなると思います。
靴下一足買うのも慎重になります。

メールをいただいた方全員といっていいほど何か送りましょうかと
暖かい言葉いただいいてます。しかし家も車もテントもない上に腰が悪いと持てないし
置き場所がありません。全部持って移動しないといけないのです。


新しいデータを増やさないといけないので来週からはノルウェー沿岸の撮影に出ます。
どちらにしても家はないのでどこで暮らしても新しい写真が撮れる場所の方が気持ちも全て前進できますし、どこでも生きていけそうな気がするので。



$写真家 谷角 靖オフィシャルブログ「オーロラの降る街 -谷角劇場-」Powered by Ameba オーロラの写真など -t


以上