9月3日 朝3度 朝は霧 午後 少し青空
ホワイトホースへ帰りたくないと言ってたのはキャンパーの窓からの景色がこんな感じだったからです。
コーヒー飲みながらゆっくり座って景色を見ていたいですが撮影に来ているので(皆さんには旅ばかりして遊んでばかりと思われてるかもしれませんがこういう仕事なので遊んでません)カメラやドローンを使って撮影しないといけません。
この場所の他にも来る道中良さそうな場所を見つけていたのでそこへ移動もしなければいけません。
インターネットがないので天気予報が全くわからないので
このあと晴れるのか霧が続くのか雪になるのかその天候に応じて臨機応変にどう撮るか考え撮影しないといけませんし
とにかくこの二日間がチャンスでそれが終わると赤い葉はもう落ち始めると思います。
と言う事でここはまたいつか来る機会があればまた来ることにして移動します。
大事な「ハッシュド他人」はまだまだあるので圧力鍋の蓋をきっちり閉めて悪路でこぼれないように。
この道では対向車は来ませんけど万が一来ると数百mか最悪数キロどちらかがバックしないといけないのです。
免許あるけど前にしか進めませんっていう方はここへは来れないと思います。
いくつかある木製の橋が本当に落ちないか降りて歩いて確かかめてみると両端の柵というかミニミニガードレールは
ハイキングシューズくらいの高さでこの車なら簡単に乗り越えるくらいです。
重さは車が4トン、キャンパーが2トンなので合計6トンもあります。
トヨタビッツや日産マーチ程度なら大丈夫かもしれませんが。
多分ビッツで1トンくらいなのでビッツを6台積みあげた重さです。
カナダではこういう落ちるかもしれないというような場所には
「ワタルナラジコセキニンデワタリナサイ」
ってもちろん英語で書いてあるので渡って落ちても「もーー落ちたやないですかー」と国土交通省を訴えてもダメということです。
さらに戻るとキャンプ地から15kmほど戻った場所に小川を見つけていたのでそこで水を補給。
持ってきた水はまだまだ残ってましたがマックミランパスの天然水は水道水よりおいしいはずなので予備で持ってきていたポリタンク3つに汲んでおいてホワイトホースへ帰ってからもこれを飲みます。
水もすごいセルフサービス
9月3日はこの場所でキャンプ。
葉が落ちていないか心配でしたがカラフルで綺麗でした。
土地は奥の方でいた場所より狭いですけど庭はツンドラ紅葉とベリーがなっているのとここも撮影ポイントになるので。
標高が下がったので針葉樹林が少しあります。
キャンパーの後ろ側の景色
標高が下がったせいか8度くらいと暖かいので庭でコーヒもいれて曇っていても雨も降りそうにないのでカメラも外でセット。
夕焼けは綺麗にならずまだまだありこぼれてなかったあの夕食を済ませて夜のオーロラに備えるのです。
しかし天気回復せずオーロラも見えず。
9月4日 朝 山頂は雪 夜中曇っていたのに寒い。
寒いおかげでさらに紅葉が綺麗になってました。
しかし真っ赤の葉が落ち始めているのです。
おそらく風が吹くともう赤いのは落ち始めるので3色の紅葉はきょうか明日で終わりです。
360度カメラシータ を真上にあげて撮影
標高が高い方はさらに新雪がかぶり山だけ見ても綺麗。
葉が落ち始めているので他のカットも撮影するなら今日移動しないといけないのです。
この場所も離れたくないですが撮影のため移動することにします
またあの夕食はこぼれないようにきっちり蓋を閉めて。
これはアメリカ軍の工事していた軍用車が当時のまま廃棄されていて今は歴史的なものとして保存されてます。
しかしこれを見に来れる方はほとんどいません。どんなツアー会社を探してもここまでは連れてきてくれません。
タニカドトラベルもここまで人を連れてくるとタニカドトラブルになる可能性もあるのでここは撮影ツアーも開催できません。
キャノルロードはCanada oil roadの略でキャノルと呼ぶのですが第二次世界大戦の時、戦争にガソリンが必要なのでオイルが出るノーマンウェルズからホワイトホースへパイプラインを作ってオイルを運ぶための工事用の道路として軍が木を伐採してトラック一台が通れる幅の砂利道を建設したのです。戦争が終わるとパイプラインも軍に撤去されて誰も通らなくなり砂利と石の悪路で道が残っているのです。
さらに戻り、来る道中バッテリーから硫化水素を吹いたあたりにも綺麗な場所があったので紅葉しているかなーと戻ってみるとこちらもピークでした。
今年8月は一面青空という日がなくいつも晴れるかと思ったら曇って急に雨。
今回たまたま北の方へ来てオーロラ見れましたがホワイトホースでは8月はほぼゼロだったようです。20年ユーコンにいて8月にオーロラ が見えたのがゼロというのは初です。8月も上旬はまだ白夜で明るいので実際オーロラツアーなども始まるのは8月お盆あたりからですが。
ノースキャノルロードのメインの場所はほぼこれで撮影終了なのでもしかしたらまだサウスキャノルロードへ行くと紅葉が綺麗かなと思いまずはロスリバーへ向けてさらに移動。
ノースとサウスはロスリバーを拠点に名前がついてます。
この時点ですでに14時 ロスリバーまであと160km
ロスリバーの村へはまた渡し船で川越えがあり9時から17時までなので
間に合わないのでできる限り近づいておこうと行けるところまで戻りました。
145kmを7時間で移動しロスリバーの手前15kmほどのところで21時。車をとめるスペースがあったのでそこで泊まりさらにおいしくなってるあの夕食を食べて天気がまた悪いので夜のオーロラは休み。
帰りは何のトラブルもなくここまで戻ってきました。
9月5日 霧と晴れ 気温記録するの忘れました。
渡し船でロスリバーへ入り軽油とプロパンを補給しすぐサウスキャノルロードへ移動です。
食料と発電機の燃料はまだまだあるので補給なしで大丈夫でした。
サウスキャノルロードは何度も走ってるのとこちらも都会の人から見たら悪路ですけどノースほどは悪くありません。
以前は2012年 「ユーコンの九寨溝 」というタイトルでの更新でした。
ノースキャノルロードの旅の記録はこれで終わり
サウスキャノルロードは明日へ続く