この数日報道されてるカナダとアメリカの熱波についてです。

 

まずこれを書いている地点ホワイトホースの位置は地図の北の西の果ての方にあり緑で点を打った場所です。

 

一番左上の涼しそうな場所はアラスカです。

過去例にない特大高気圧がラニーニャ現象と重なり太平洋からカナダとアメリカ北西部やってきました。

水色で曲線を描いてるのはジェット気流で毎日ルートが上下します。西の太平洋から東の大西洋へ抜けます。

 

この日は海からホワイトホースあたりへ入ってきてますが

この気流のおかげでその高気圧が北へも東にも行けずカナダ、アメリカ北西部の真っ赤な位置に停滞してしまいました。

 

海からのジェット気流がカナダ、アメリカ国境くらいにある時ならこの高気圧はアメリカだけ暑くして東へ抜けて行ったという予想らしいのです。

 

 

この方はBBCのニュースキャスターでカナダのバンクーバーの東250kmの街で49.6度。

これはもう50度っていうてもいいと思うんですけど、

体温じゃないので

37.6度と38度は違うかもしれませんが気温49度も50度も変わりません。

その証拠にマイナス30度とマイナス31度 どちらも痛くて辛いのに変わりありません。

 

今回はカナダでは主にバンクーバーから北、北東、東で40度超えでした。

 

世界で一番住みやすい街でいつも上位のバンクーバーやシアトルは寒流があるので冬は0度以上 夏は25度以下と快適な日しかないはずなのにシアトルでも47度とか過去20年間で見たことない温度ばかり各地に表示されてました。

 

ホワイトホースは幸いジェット気流にぎりぎり遮られてこの高気圧の端しか被らなかったので助かりましたが

それでも31度でした。

 

15年ほど前に、持ってたキャンパーはクーラがなくアメリカのデスバレー国立公園へ行った時に気温が45度以上で死にそうな思いをしながら自然のオーブンの中で寝た記憶があり新しいのを買う時にオプションでクーラーをつけようと、現在のはクーラー完備なのでスイッチを入れてました。

 

しかしクーラーのない普通の家に住んでる知り合いに聞くと今は白夜で太陽が落ちないので23時まで温度が下がらず寝れなかったと。

しかし夜中12時頃太陽が落ちると極地は一気に15度は下がるので朝は15度前後です。

 

もしもクーラーのない地域にいて40度を超えていたら

その場所の状況によりますけど

水道水で家の外壁に水をかけて冷やす。通常は水道管は地下を通ってくるので外気温よりは低いはず。

カーテンを閉めて太陽光を極力入れない。

湖畔か川かプールがあれば定期的に入り体を冷やす。

極力動かないようにして体から熱や汗を出さず黙食、黙飲、安静。

最悪クルマの中でクーラーを効かせてそこでしのぐ

など死にそうになるのならその場でできる限りこのとをするしかありません。

 

ナミブ砂漠でクーラーがなく42度超えで宿に泊まった時は

シャワーを浴びようと水だけを出すとなんと水道管が地上を通っていて外気温が42度なら水温も42度でしたのでひたすら夜になり気温が下がるまで我慢するのみでした。

 

ホワイトホースは今週もう一度非常に暑く(30度)なってその後少々暑いくらい(25度)で落ち着きそうです。

 

カナダでは残念ながらせっかくこの一年コロナを生き抜いたのにこの数日で数百名がこの熱波で亡くなってしまいコロナの1日の死者を大幅に上回ってしまいました。