カナダの熱波その後、大丈夫ですか?とご心配いただくのでニュースを元に書きますと、

 

ユーコン、ホワイトホースは気温も元に戻り週末は朝は5度の予報、日中は20度とやはり快適。

 

しかしブリティッシュコロンビア州(バンクーバーなど)はまだ熱波警報が出ていて35−40度の箇所が多いようです。ケロウナやカムループスというワイナリーの多いオカナガン地方で特に海から離れている内陸部分です。

 

そしてこの1週間で熱波で700名以上亡くなるという大ニュースです。日本の人口比率換算すると2800名ほどです。

 

温度が下がったからと油断できないのが

快晴が続くとカナダやアメリカでは次に山火事が起こるのです。

寒流のおかげで湿気もなく完璧に乾燥して干上がってしまったところに山が多いカナダでは入道雲が発生し雷が落ちて発火します。

 

前回のブログで49.6度を記録したリットンという人口250名の村はその後山火事で街の90%焼けてしまうという信じられないことが起きてしまいました。96%の方は避難して無事でした。

 

アメリカ カリフォルニアの山火事は日本でも毎年報道されると思いますけどカナダの山火事も毎年あるのに日本ではカナダってあまり興味ないのか報道されていないと思います。

これを読んでいただいてる方はカナダに興味がある方だと思いますが。

 

 

 

まずユーコンから見るとこの図がユーコン州政府の山火事の数と場所を示してます。現在燃えているのはユーコン州だけで41箇所 この24時間以内に3箇所火がつきました。

 

例年100-150箇所ほど燃えるので今の所例年並みです。

 

8月まで火がつきやすく9月は夜に霜がおり始めるので新たには火がつきにくくなります。

 

 

 

続いて現在山火事のひどいBC州です。

今年だけですでに738箇所燃えました。

121箇所が今週燃えました。

 

現在206箇所燃え続けてます

36箇所がこの二日で火がついたという見方をします。

 

BC州は10年の平均が1年当たり1350箇所、多いと1年当たり2000箇所燃えます。まだ快晴予報が続くので今年は平均を超える山火事発生するかもしれません。

 

 

 

この地図を見るとバンクーバーから北東の今回最も暑かった

場所で火事が集中してます。

その煙がカナディアンロッキーの方へ流れていきますので

8月に撮影に行こうかなと考えてましたが煙がやって来ると空が霞みひどい場合は青空ではなく白空になりますのでもう少し様子を見てから行くか考えます。