アイスランドでシガーソケット式 100v200wのコンバータを機嫌よく使って電気もうまく充電して快調でしたが シガーソケット部分の接触が悪いのか作動が止まる時がありました。中にヒューズが入ってるので過電流でヒューズが飛んだか(実際には飛びませんけど日本語ではヒューズが飛ぶと言ってたと思います)と思ってヒューズを見ても飛んでなくてアイスランド旅も最後残り日数5日と言うところで100v充電の頼みの綱であるこのコンバータが作動しなくなったのです。

要するに家で100vコンセントが使えなくなり
か弱いUSB端子のみ、それも旧式のアイフォン の充電器のような小さいタイプの充電器程度の電流料。
約4w充電がたった一個しかないという生活を想像してみると辛さがわかると思います。

電気がわかる方ならこれはもうフイルムじゃなくて電気を使いまくる写真家としてはもう致命傷です。

幸い
USB充電できるものを揃えてます
ニコンZシリーズ 充電は遅いですけどUSBから給電可能
MacBookプロ
ゴープロ
シータ
スマホ
懐中電灯
ヘッドランプ
ゴールゼロのモバイルバッテリー
撮影用レールを移動するモーター

持っているものでUSB充電できないものはドローンです。

しかし
ゴールゼロのモバイルバッテリーの100v使えるので弱いUSBがあればいいじゃんかー谷角さんって言う人がいるかもしれません。

この車に備え付けのUSBの力は4wなのです
ゴールゼロバッテリーで計測できるので優れものなのです。


MacBookプロは60wのスピードでフル充電するのに2時間です
ゴールセロのバッテリーは60wで2時間半かかります。ドローンは45wで90分

ということはまずモバイルバッテリーを車のUSBから満タンにするのに60w➗4w=15


MacBookプロを充電するのに2時間x15=約30時間
モバイルバッテリーを充電するにに2.5時間x15=約37.5時間
これはこのバッテリーでMacBookプロをおよそ一回フル充電できる容量

それもUSB端子が一つなので残り5日のうちどれだけ車を走らさないと全てのものを充電できないかと計算すると途方くれる数字なのです。

そこで今回紹介するのは電気屋谷角です。
まず
シガーソケットのヒューズを確認すると問題なし
おそらく
1、シガーソケットの接触不良
2、本体の基盤が死亡


本体が壊れていればもうどっちみち終了
シガーソケット部分の故障ならシガーソケット部分を切断し配線をバッテリーへ直結すれば使えるはずなので躊躇なく切断して直結に賭けます。
それでダメならどっちにしても残り5日は超電気ケチケチ節約 電気がなくなったもう全て終わりよ生活の始まりなのです。

こういう時のために持ち歩いてるものがあるのです。
ナイフ兼ペンチプラスドライバー 絶縁テープ 養生テープ パッキングテープ ロープ

今回は端子付け替えとかはしないので
配線の皮を剥いてバッテリーに直につなぐだけ
ですからナイフとペンチがあれば出来る作業です。

まずは思い切ってシガーソケット部分を切断




皮をナイフで剥いて




剥いて出てきた電線をバッテリーのプラスとマイナスを絶対に間違えないように接続

通常赤はプラス
黒はマイナスのはず




そこにプラスとマイナスのネジを緩めて皮を剥いた配線を接触させてネジで締めるだけ


ここまで5約分でできます。


これはヒューズの入っていない応急処置ですので

いつもフルに三つ口タップでフルに充電してたものを一つだけにして電流がたくさん流れすぎないように、また線が熱を持たないかたまに確認しながら。
使わない時はスイッチを切るというように気を使いながらの使用になります。


青く光っているのがオンになったシルシ

残り5日これで臨時電気は使えるので
超ケチケチ節電ではなくただの節電で過ごしました。

後日ソケット部分(この中にヒューズが入ってるのです)を買ってまた配線を接続しなおせばシガーソケットで使えます。